NPO法人朝鮮通信使縁地連連絡協議会 善隣友好の道

資料カード

J.Ⅲ-08 : 波田嵩山朝鮮通信使唱酬詩並筆語

所蔵区分 日本側所蔵記録 記録区分 Ⅲ 文化交流の記録
材質 紙本墨書 形状
  • 法量〔縦×横〕 38.5×54.2㎝
  • 概要・内容等 1763~64年使行の朝鮮通信使随員の製述官南玉(秋月)、正使書記成大中(龍淵)、副使書記元重挙(玄川)が下関の阿弥陀寺において、長州藩儒学者の波田崇山と学術交流した際の詩と筆語で、波田家に伝わっている。南玉2点、成大中1点、元重挙3点の計6点が遺る。
     日本と韓国は言語は異なるものの、漢詩と漢文という文体と文字を共有しており、学者間では筆談での意思疎通が可能であった。そのため、通信使随員の学者と日本の学者との間で盛んに学術交流が行われた。特に長州藩では、1711年の使行から藩命による学術交流が行われており、使行のたびに多くの学者が下関に出張した。波田崇山もそのうちの一人であり、その学才を通信使随員から激賞されている。朝鮮通信使を介して、両国の学術交流が盛んに行われていたことを裏付けるものである
  • その他・南玉詩書 紙本墨書 〔縦×横〕 38.5×54.2㎝
    ・成大中筆語 紙本墨書 〔縦×横〕 38.5×54.8㎝      

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