J.Ⅱ-26 ： 釜山浦富士図

• 法量〔縦×横〕 57.9×92.8㎝
• 概要・内容等　幕府お抱えの高名な絵師狩野典信が描いたもの。画面中央には、朝鮮の釜山港を出帆した通信使の渡海船を描き、舳先から二人の人物がはるか彼方に微かに見える日本の富士山を望んでいる様子を描く。現実には釜山から富士山を望むことはできないが、江戸時代には中国や朝鮮半島からも富士山が見えるとの人々の間で流布していたという。富士山は通信使にもよく知られた存在で、日本を代表する景勝地として認知されていた。
• その他

▼写真等